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ガルバリウムの修理方法

ガルバリウム鋼板とは

ガルバリウム鋼板とは、アルミニウム・亜鉛・シリコンをメッキ処理した鋼板のことです。

軽量かつ耐久性に優れ、トタン屋根などの金属屋根に比べて錆びにくいといった特徴があります。

新築やリフォーム時に多く使用されている現在主流の屋根材です。

ガルバリウム鋼板のメリット

軽量で建物への負担が少ない

ガルバリウム鋼板屋根は、スレート屋根や瓦屋根などに比べて重量が非常に軽いのが特徴です。軽量な屋根のほうが建物への負荷を最小限に抑えられるため、建物全体の耐震性向上にも繋がります。

屋根リフォームの一つで、既存の屋根の上から新たに屋根材を施工するカバー工法を行う場合も、軽量なガルバリウム鋼板を用いるのが一般的です。

錆びにくく耐久性が高い

ガルバリウム鋼板は、他の金属製の素材に比べて錆びにくいというメリットがあります。

ただ全く錆びないというわけではないため、15年前後を目安に定期的に塗り替えを行うことが大切です。メンテナンスをしっかり行うことで長期にわたる使用も期待できます。

施工方法によるコストダウンが可能

ガルバリウム鋼板は、改修工事の際に屋根を重ね張りするカバー工法が行えたり、金属製の廃材をリサイクルできる場合もあるため、撤去費用や廃材処分費が削減できるメリットがあります。

また、軽量で作業性にも優れており、メンテナンス時にかかるトータルコストを抑えられる可能性もあります。

豊富なデザイン・バリエーション

デザイン性が高く、豊富なバリエーションがあるのもガルバリウム鋼板の魅力です。

金属製の屋根と聞くと、無機質で質素なイメージを持つ方もいるかと思いますが、ガルバリウム鋼板はカラーバリエーションや質感も様々で、和風・洋風問わずあらゆる建物のデザインに合った仕上がりを実現できます。

ガルバリウム鋼板のデメリット

遮音性・断熱性にやや不安がある

ガルバリウム鋼板に限らず、金属屋根は遮音性・断熱性に劣るといったデメリットがあります。

雨音や熱さが気になる場合は、防音材や遮音シートを施工したり、断熱材が入っているガルバリウム鋼板を使用するなどの対策を検討してみるといいでしょう。

傷がつくと錆びの原因になる場合がある

ガルバリウム鋼板自体は錆びにくい素材ではありますが、地震や台風発生時の飛来物による衝撃やメンテナンス時の不備などによって表面に傷やへこみができると、そこから錆が発生して広がっていく可能性があります。

錆を放置していると腐食が進行して屋根材に穴が開いてしまう恐れもあるため、傷やへこみがみられる場合は早めに対処することが大切です。

施工費用がやや高め

ガルバリウム鋼板は、戸建て住宅でよく採用されているスレート屋根に比べて、やや施工費用が高めになります。

スレート屋根の施工費用は㎡あたり4,000円~7,000円が相場ですが、ガルバリウム鋼板は6,000円~10,000円程です。

ガルバリウム鋼板のメンテナンス時期と耐用年数

ガルバリウム鋼板の耐用年数は、30~40年程です。

3~5年に一度に点検を実施し、10~15年程度を目安に塗り替えによるメンテナンスを行うことで、耐用年数を迎えるまで良い状態で使用し続けることができます。

ガルバリウム鋼板の修理方法と費用相場

塗装

軽度なサビや色褪せなどが発生している場合は、塗り替えを行います。定期的に塗装を行うことで、屋根材の寿命を延ばすことが可能です。

塗装をする際は、下地表面の汚れや古い塗膜、チョーキングの粉、錆などを綺麗に洗い流すことが重要です。特に錆が残ったまま塗装をしてしまうと、塗装後に錆が再発する恐れがあるため、しっかりと除去する必要があります。

塗り替えの費用は劣化状況や塗装面積によって変動し、一般的な戸建て住宅で40万円~80万円程が相場です。

部分補修・板金交換

軽度な傷や穴あき、棟板金の浮きなどは部分補修・板金交換で修理が可能です。

修理の際は、破損部分を撤去して新しいガルバリウム鋼板に交換したり、棟板金を新たに取り付けるなどの方法を用いります。

部分的な補修であればコストを抑え、短期間で修理ができます。ただし、屋根全体の劣化が進行している場合は、次にご紹介するカバー工法や葺き替え工事が必要です。

部分補修にかかる費用は劣化状況や施工範囲によっても異なりますが、5万円~30万円程が相場となります。

カバー工法(重ね葺き)

屋根材の劣化が進行している場合でも、下地の状況が良ければカバー工法で屋根リフォームが可能です。

カバー工法とは、既存の屋根材を撤去せずに、上から新しい防水シートや屋根材を被せる工法のことです。カバー工法では下地の補修ができないため、事前調査でしっかりと劣化状況を見極めることが重要となります。

葺き替えとは違い、既存屋根の手間や撤去費用が抑えられ、工期も短めであるため、屋根全体のリフォームをする際は一般的にカバー工法が行われます。

デメリットは、屋根が二重になるので重量が増す点です。ガルバリウム鋼板は軽量なので大きな問題に繋がる可能性は低いですが、建物への負担や耐震性が気になる方は、事前に施工業者と相談しておくようにしましょう。

カバー工法にかかる費用は新たに被せる屋根材や面積などによって変動しますが、一般的な戸建て住宅で80万円~150万円程が相場となります。

葺き替え

下地にまで劣化が進行していたり、雨漏りが発生しているなどの症状が見られる場合、すでにカバー工法を行ったことがある屋根などは、葺き替えを行います。

葺き替えとは、既存の屋根材を撤去してから、新しい防水シートや屋根材に交換する工法のことです。カバー工法とは異なり下地の補修も行え、屋根全体を新しいものに一新できるため、長期的にみて屋根の耐久性向上に繋がります。

ただ、屋根材などの撤去費用がかかるため、屋根リフォームの中では最も高額な工事となります。

葺き替えにかかる費用も屋根材の種類やや面積などによって変動し、一般的な戸建て住宅で140万円~200万円程が相場です。

ガルバリウム鋼板の修理が必要な主な症状

雨漏り・雨染み

雨漏りや雨染みが発生している場合は、早急に屋根の修理を行いましょう。

雨漏りは建物全体に大きなダメージを与え、建材の腐食、シロアリやカビの発生、耐震性の低下などを引き起こす原因となってしまいます。

状況が悪化すると修理費用も高額になっていくので、早期発見・早期対処が大切です。

サビ・腐食

錆は屋根材の腐食や穴あきに繋がるため、錆の範囲が広がる前に早めのメンテナンスが必要となります。

錆を放置していると、やがて破損箇所から雨水が浸入して雨漏りに発展してしまいます。

屋根材の浮き・剥がれ

地震の揺れや台風発生時の飛来物による衝撃などによって、屋根材が浮いたり、剥がれたりする場合があります。

浮きや剥がれも放っておくと、隙間から雨水が入り込んでしまう恐れがあるため、屋根材の浮きなどが見える場合は早めに専門業者に状況を調査してもらうようにしましょう。

傷やへこみ

傷やへこみは、雹や飛来物による衝撃などで発生します。

ガルバリウム鋼板表面のメッキ層が剥がれると、そこから錆や腐食に繋がっていくため、傷やへこみだからと軽視せずに早めにメンテナンスを行うことが大切です。

ガルバリウム鋼板は耐震性・耐久性を重視する住宅にオススメ

ガルバリウム鋼板は非常に軽量で、耐震性向上に適している屋根材です。さらに金属屋根の中でも錆びにくく、耐久性にも優れている特徴を持っています。

また、カラーバリエーションが多いメリットもあるため、お家にピッタリと合ったデザインを見つけることができるしょう。

さくらペイントでは、ガルバリウム鋼板のメンテナンスやカバー工法などの実績も豊富です。屋根材の浮き・剥がれや雨漏りなどを見つけた場合や、屋根リフォームをご検討中の方はぜひご相談ください。

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