屋根板金とは、屋根に付属している薄く加工された金属板のことを指します。
普段見る機会は少ない部材ではありますが、非常に重要な役割を担っており、屋根材の接合部分を板金で覆うことで、屋根材を繋ぎ止める役割や雨水や虫・動物などの侵入を塞ぐ効果があります。
板金には、最近主流であるガルバリウム鋼板やトタン・銅板・ステンレス製などがあります。今回は屋根に付属している板金についてご紹介させていただきます。
棟板金とは、屋根の最も高い位置に設置されている板金のことです。
主にスレート屋根やガルバリウム鋼板などの金属屋根の際に設置されてます。※和瓦やセメント瓦の際は、棟瓦が設置されます。
屋根と屋根の接合部を板金で保護することで、雨水の浸入を防ぐ役割を担っています。
以前はトタン製の板金を使用していましたが、錆が発生しやすいため、現在は錆びにくく丈夫なガルバリウム鋼板を使用するケースが多くなっています。
谷樋板金とは、「樋」という感じから読み取れるように、雨樋の役割を担った屋根に設置される板金になります。
谷樋板金に関しましては、屋根の形状によって必要性が変わってきます。
例えば、切妻屋根や片流れ屋根のようなシンプルな形状の屋根に設置が不要です。主に、複合屋根やT型屋根のような形状の際に設置する必要があります。
ケラバ板金とは、切妻屋根や片流れ屋根の“雨樋が取り付けられていない面”の屋根端に設置する板金になります。
あまり聞き馴染みのない部材ではありますが、雨水を雨樋へ誘導し排水をスムーズにする大切な役割を担っています。
また、端部を板金で保護することで雨水の浸入を防ぐ役割も果たします。
壁際水切り板金とは、下屋根(1階部分)と外壁との取り合いに取り付けられている板金になります。
外壁から流れてきた雨水を内部に流れ込まないように、下屋根面へ受け流す役割を担っています。
屋根板金の修理にかかる費用は、1mあたり5,500円~が相場です。
費用は施工場所や劣化状況、使用する素材などによって変動します。
ここまで読んでいただき誠にありがとうございます。
屋根に関する建材だけでも多くの種類・材質があり、それぞれ大切な役割を担っています。
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